株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
介護付有料老人ホームをはじめとした有料老人ホーム運営事業に特化し18年の実績がある企業で、首都圏、近畿圏において80以上の有料老人ホームを運営しています。(2023年4月現在)
関東・関西
- 業界
- 介護
- 利用シーン
- 老人ホーム
- 利用開始時期
- 2021/8
Buddycom導入の背景
以前、ホーム内での連絡方法はPHSの内線機能に限られていました。しかし、看護師が他の業務で忙しく、内線にすぐに応答できないことがよくありました。その結果、緊急対応が必要な状況で連絡がつかず、対応が遅れたり、ご入居者様にご迷惑をおかけしたり、お待たせすることが度々起こっていました。
Buddycomを導入した理由
本導入の決め手は、現場スタッフの声でした。「すぐに相談ができる。スタッフを探さなくてもよい。ご入居者様をお待たせしなくてよい。他のホームにも早く導入すべきです」というアプリ型インカムのトライアル時のポジティブな意見が後押しとなりました。
利用シーン
ハンズフリーで業務効率向上、有料老人ホームでの事務所と介護スタッフ間の情報共有
チャーム・ケア・コーポレーションでは有料老人ホームでの事務所と介護スタッフ間の情報共有にBuddycomを使用しています。
ボタン1つで複数のスタッフと通話できるため、情報伝達の即時性が向上し、スタッフの労働環境の改善やご入居者様の満足度向上につながっています。
【エントランスでの対応】タクシーの到着を知らせます。
【受付対応】ご入居者様の来訪者や介護タクシーの到着状況をスタッフ間で共有し、円滑な対応が可能です。
【ケアマネジャー】ご入居者様の体調や予定をスタッフ全員に発信し、情報共有がスムーズになります。以前は定期的に集まって共有していましたが、Buddycomにより効率化が実現されました。
【ご家族様の来訪対応】ご家族様の訪問情報を介護スタッフに共有し、ご入居者様の居場所をすぐに把握できます。
【お風呂介助】脱衣所で、怪我の処置や薬の塗り直しを看護師に依頼し、適切なケアが行われます。
【遠隔利用】病院受診時に病院から、ホームのケアマネジャーや看護スタッフに情報確認をしたり、急変時に救急車同車しながら、直近の対象者の経過をホームと情報共有しながら同行対応などができ、とても便利です。
これらの利用シーンを通じて、Buddycomはスタッフ間の情報共有を効率化し、円滑な対応を実現しています。
勤務ごとや退勤前には「勤務終了10分前です。終業準備に取り掛かってください」という定型文で音声を流し、定時退勤を促しているホームもあります。
定型文送信機能のように、Buddycomには現場スタッフのための機能が多くあり、時間がない現場のDXにつながっています。
導入後の効果は?
Buddycomにより労働環境改善、サービス品質とお客様満足度の向上
Buddycom導入後、お客様(ご入居者様・ご家族様・来訪の取引業者様)からの不満や苦情が減少しています。
特に、ご入居者様をお待たせする時間が長く対応が遅いといった類の不満が目立って減少しており、これは連絡手段の改善が効果を発揮していることを示しています。
一方、情報伝達の即時性が向上し、スタッフの労働環境が改善されています。
これにより、職場のモチベーションが向上し、働くスタッフがより効率的に業務に取り組むことができます。
また、情報共有がスムーズになることで、緊急時の対応が迅速に行われるようになり、ご入居者様の満足度が向上しています。
周辺機器について、介護スタッフはiPadとBuddycom専用のBluetoothイヤホンマイクであるBbradio2/MKI-P3とセットで使用しています。
ワイヤレス接続の利点として、介助中でもiPadを近くのテーブルに置いた状態で使用できるため、非常に便利です。
さらに、イヤホン部分が交換可能であることから、各スタッフに1つずつイヤホンを用意することで、衛生的に使用することができます。
補助金を使ってBuddycomを導入
「介護ロボット導入補助金」の適応が受けられ、導入を後押し
コスト面では、ほとんどの自治体で「介護ロボット導入補助金」の適応が受けられることも導入の後押しとなりました。(見守り機器・インカム・wi-fi構築コストの約3/4の補助が受けられました)
補助金のメインは見守り機器ですが、インカムやWi-Fiはセットで対象になることが多く、Buddycomのアプリ利用料は半額ほど、一部ホームでは周辺機器であるBbradio2/MKI-P3は全額補助されました。
今後の展開
Buddycomを全ホームに導入します
2023年6月までにBuddycomを全ホーム83拠点に導入予定です。
今後は記録システムなどの介護向けソリューションとBuddycomの連携により更なる業務効率化の貢献に期待しております。
チャーム・ケア・コーポレーションでは現在Buddycom、業務スケジュール、介護記録、見守り機器による居室の見守り、介護事故報告をiPadで使用しており、ホームのエントランスの開閉対応、外線はPHSで運用しておりますが、これらを2025年3月までに全ホーム、スマホに集約していく方針です。
また、食事提供における配膳ロボの導入、老人ホームのシフトの自動作成、ポータブルエコー装置を導入したいと考えております。
増澤様
チャーム・ケア・コーポレーション
教育研修部 介護DX推進課