Sunrise Healthcare Service Co., Ltd.
https://www.sunrise-hs.com/index.php/jp/
当社は2016年10月にカンボジア・プノンペンにSunrise Japan Hospital Phnom Penhを開院し、現地医療スタッフと日本人医療スタッフが共に救急医療や検診サービスを中心とした日本式医療サービスを提供しております。
カンボジア
- 業界
- 医療
- 利用シーン
- 検診・外来診療
- 利用開始時期
- 2023/3
Buddycom導入の背景
以前は院内コミュニケーションのためにPHSとインカム、また個人間の連絡のために個人のスマホと、医療スタッフが多くのデバイスを持たなければならなかった。またPHS本体、インカムのケーブルなどは頻回に破損していたため、無駄なコストとなっていた。PHSは1台修理で100~200ドル、在庫も国内にあるとは限らず、タイやベトナムから輸入すると納期もかかり、型番がないと全てリプレースする必要がありました。
Buddycomを導入した理由
課題が認知されていたことに加え、新しいクリニック(分院)を始めるにあたり、より業務効率化・コスト削減に繋がる取り組みを模索していました。日本でどのようなインカムが病院で利用されているか、最新のトレンドを調べいくつかソリューションを比較しましたが、大手企業が利用しているBuddycomに信頼性を感じ、導入に至りました。
利用シーン
カンボジアの病院にて、現地スタッフ間の音声コミュニケーション
Sunrise Medical Center Sen Sokでは、インカムやPHSのリプレイスとしてBuddycomが導入されました。
約15人の現地スタッフが働いており、すべてがカンボジア人で構成されています。
シフトごとに約10人のスタッフが配置されており、Buddycom自体は英語に設定し、クメール語でコミュニケーションを取っています。
Buddycomは、外来クリニック内での看護師、検査技師、放射線技師、医事課、医師との間のコミュニケーションツールとして使用されています。
主な利用シーンは以下の通りです。
■外来クリニック内の受付医事課:Buddycomを使用して、患者の情報や健診の案内などを看護師へスムーズに伝えることができます。
■看護師と検査技師:Buddycomを介して、どの検査スペースが利用可能かを共有することができます。これにより、効率的な患者の案内や検査のスケジュール管理が可能になります。
■患者の待ち時間の削減:Buddycomを活用することで、患者を不必要に待たせることなく、患者が混乱することなく案内することができます。
これらの新しいオペレーションの導入により、Sunrise Medical Center Sen Sokは業務効率化と患者サービスの向上を実現しています。
導入後の効果
患者の待ち時間が減り、快適なサービスを提供できています
Sunrise Medical Center Sen Sokでは、規模が小さいため、患者の待ち時間を最小限に抑えることが求められています。
この課題に対応するため、Buddycomの導入により、スムーズなコミュニケーションが活性化され、患者の待ち情報や診察室の空き状況、先生の予定に関する連携が円滑に行われるようになりました。
Buddycomの導入には初期費用が抑えられたため、新しい事業展開にとって非常に良い結果となりました。
また、スタッフは自分たちがやりたかった方法で患者の対応ができることに満足しています。
患者の声では、待ち時間が短く快適に過ごせるとの声が多く寄せられています。スタッフもコードレスで作業できるようになり、働きやすさが向上しました。
カンボジア人でも問題なく利用できるBuddycomは、簡単操作で誰でも使えるように設計されているので、教育コストもほとんどかかっておりません。
Buddycomの導入により、患者満足度の向上とスタッフの働きやすさの両方が実現されました。 今後もこの効果を維持しながら、より良い医療サービスを提供していく予定です。
今後の展望
カスタマイズ性があり多機能なBuddycomに期待
新しい施設で新しいネットワーク環境での使用開始だったため、導入時は通話が安定せず途切れたり上手く音が拾えなかったりすることが多かったのですが、現在はネットワーク環境が改善してきておりBuddycomの通話品質も問題ありません。
PHS自体、スマホと同じくらい割高で、さらにシステムのアップデートにより使用できなくなり、端末の入れ替えが必要でした。
一方、スマホはアプリの入れ替えだけで済み、その点でメリットがありました。自社アプリを開発しており親和性が高いため、今後ともスマホ+Buddycomを増やしていく流れです。 現在はミニマムでの導入ですが、今後3倍に増やす可能性もあります。
患者対応にて、日本製の呼び出しボタンを利用しようと考え、Wi-Fiで利用できる製品を導入しましたが、 Buddycomにも呼び出しボタン機能があると今回教えていただいたので、Buddycomに統一できたらと思っています。
また、患者が多くなってきましたら、Buddycomのライブカメラ機能(ライブキャスト)を使って、ナースステーションからの指示出しをするにあたって、施設内の混雑状況を把握し、セキュリティカメラの代わりにすることも検討しています。
上野様
Sunrise Healthcare Service Co., Ltd.
調達部門マネージャー