- 業界
- 教育機関
- 利用シーン
- 文化祭・体育祭
- 利用開始時期
- 2020/9
Buddycom導入の背景
聖光祭(文化祭)や体育祭では毎年トランシーバーを使って幹部間で情報連携をしていましたが、全員分を用意するのが難しく、壊れやすい、音質が良くない、学校外への買い出し等でつながらないといった課題がありました。また、話すときに必ず片手が塞がって不便でしたので、ハンズフリーで作業したい気持ちがありました。
Buddycomを導入した理由
2020年から、幹部のみ学園内でスマホの使用許可をもらったため、トランシーバーではなく、スマホを使った情報連携がしたいと実行委員長が「IP 無線」で検索したのがきっかけです。 導入事例を見て、Buddycom使いやすそう!と思いトライアルを開始したところ、とても使いやすく、音質、通信距離等の問題も解決されたので、導入に至りました。
導入後の効果は?
電話やメッセージアプリではできないリアルタイムな情報連携ができた
電話と違って、相手が応答しなくても話したいタイミングで通話できること、単方向モードが便利です(電話のように双方向だと大人数がしゃべってしまい、会話がかぶって何がなにか聞き取れないため)。
聞き取れなかったことも、チャット画面でいつでも聞き直すことができる点と、買い出し時の電車内では電話できなかったり、メッセージだと相手が通知に気づかないといったことがある中、Buddycomだと受信したメッセージを自動読み上げしてくれるため、必ず気づけるといった点が、トランシーバーと比べた時の相違点で、かつそれがメリットだと思います。
また、Buddycomは毎回参加しているチャンネルを変えなくても、複数のグループの会話を同時に聞くことができるため、他部門の状況や、緊急時の会話も確認できるのは強いと思います。
以前は、最寄駅に不審者がいた際など、学校外でトランシーバーを使って学校側とやり取りしたかったのですが、学校内のメンバーに繋がらず、情報の連携ができませんでした。 Buddycomを導入してからは、そのような問題も解決しました。
利用シーン
文化祭や体育祭などのイベントにて、部門間のコミュニケーションに活用
2020年から、体育祭と聖光祭(文化祭)の幹部間の情報連携にBuddycomを活用しています。 2021年の体育祭では100名、文化祭では幹部総勢78名でBuddycomを利用しましたが、Buddycomの使い方の説明会などの場を設ける必要なく、資料を配るだけで、皆感覚的に使いこなしていました。
文化祭では、緊急時用のグループと、各部門ごとのグループを作成して運用しました。 部門の種類は外務部門、企画部門、演出部門、放送部門、会計部門、技術部門、美化部門、装飾部門、食品部門、展示部門、管理部門、幹部部門があり、 文化祭当日、雨が降ってしまったり、緊急事態が発生した際、飲食店舗を閉じたり、お客さんをどう誘導するか、企画がなくなった場合の代替案はどうするかなどを、各所にいる各部門の生徒がその場で考えて学校全体で行動する必要がありますので、Buddycomがとても活躍しました。他にも、メールをしたので見てください、と音声で呼びかけることで、気づきにくいメールを見てもらえ、想定していなかった部分でもとても便利でした。
78名で話をすることは、会って話すのも難しいと思いますし、他のコミュニケーションアプリやSNSアプリを使って話すこともないと思います。そんな中、Buddycomは、メンバーが同じ空間を共有しているかのような会話ができ、みんなが意見を言い合い主張できるため、すごいと思います。
活用の幅が広く汎用性があるため、打ち上げでは、Buddycomを使って鬼と鬼ではないチームのグループ作成し、各グループ連携を取り合って戦略的で高度な鬼ごっこをしたこともあります。
Buddycomも魅力
今後、Buddycomを使わない文化祭、体育祭は想像できません
Buddycomの魅力は、大人数でリアルタイムに聞けて話せる所です。 準備日が二日間ある中、食品店舗や展示団体用の机運びが一番大変なのですが、Buddycomで各教室の机の状況をリアルタイムで共有することで例年よりとてもスムーズに対応できました。
他のアプリと違うところは、UIの完成度の高さ、機能の豊富さ、テキスト化や翻訳でも数種類からエンジンを選べるといった他サービスとの連携の豊富さです。
通常はポケットからスマートフォンを取り出し、パスワードを入力し、電話やメッセージを送るといったステップが面倒ですが、Buddycomはイヤホンマイクやスマートウォッチのボタンの1ステップで会話ができる点も魅力です。
Buddycomへの期待
様々な学校行事で活用できる可能性がBuddycomにはあります
文化祭体育祭はもちろん、吹奏楽部の楽器搬送時のやり取り、ビジネスコンテストの時に司会の人に「時間押してるから急いで!」などのやり取り、宿泊行事で先生が部屋に見回りに来るタイミングを連携したり、学校では毎月何かしらのイベントがあるので、色々なことにBuddycomでの音声コミュニケーションができそうです。
50~100名の生徒を募集して小学生向けのオープンキャンパスも考えているので、そちらでも各所の連絡にBuddycomを利用したいと思っています。
毎年、幹部のメンバーは卒業してしまいますが、その都度新しい幹部メンバーへ引き継いでいきたいと思います。
神林外務部門長、石動谷生徒会長、大下文化祭実行委員長、李技術副部門長、三枝技術部門動画局長、取材のご対応ありがとうございました。
自分が参加しているイベントや、街中でトランシーバーを使っている光景を見かけると、Buddycomを使えばいいのになと思うようになりました。 運営会社であるサイエンスアーツさんとは1年ちょっと前にご連絡して以来、生徒会活動やジョブシャドーイングで大変お世話になっており、関われば関わるほど会社としての魅力も強く感じています。これからも、様々な面で関われることを期待しております。
Buddycomはすべての人がすぐに、簡単に、安心して使え、全世界でDXが推し進められている、今まさに必要とされている最も優れたコミュニケーションツールであると感じています。これからも、より多くの人がBuddycomに触れ、そしてその素晴らしさに感動することを楽しみにしています。
齋藤技術局長様