海外拠点の整備士を日本から遠隔支援、映像と複数人同時翻訳で業務品質・生産性の向上
導入の背景
- 電話では1度に1人にしか情報が伝わらない
- 現場の写真や動画を、担当者が関係者へ転送する手間と時間
- 英語が母国語でない者に心理的なストレス
導入の効果
- 複数の目で同時にサポートすることを実現
- 正確な情報が同時に共有できる様に
- 微妙な伝え間違えや再度の確認の手間が省けるようになった
- スタッフの心理的プレッシャーの軽減にも寄与
便間整備における整備士間・サポート部門からの遠隔支援にて活用
JALでは、多種多様な機体の安全性・定時性を確保しながら就航するために、海外拠点の整備士を、日本のサポート部門から支援しています。
Buddycomは、航空機の到着から出発までの間の便間整備において、海外拠点の整備士同士、および整備士と日本のサポート部門間のコミュニケーションで使用しています。
電話では1人にしか情報が伝わらず、担当者しか詳細が分かりませんでした
従来、日本からの遠隔支援では、携帯の電話やチャットアプリなどで連絡を行っておりました。
しかし、1on1の通信のため担当者同士でしか詳細が分からず、関係者には伝言するほかありませんでした。
また現場の写真や動画についても、担当者が他の関係者へ転送して共有しており、即時性、正確性の面で課題がありました。
その他にも、多国籍の現場になりますので、英語でコミュニケーションするに当たって母国語でない者には心理的なストレスが存在していました。
海外の拠点へ、的確で迅速な遠隔支援を実現
Buddycomの利用環境として、本部ではWindows PCとiPad、支店ではiPadとiPhoneを使用しています。
特に日本のサポート部門では全世界の拠点支援を行うため、同時に16グループと接続しており、複数人でのサポートと、的確で迅速な支援を実現しました。
Buddycomを利用した遠隔支援では、グループ通話だけではなく、定型文・音声履歴・テキスト化・翻訳・画像・映像配信の機能も活用しております。
情報共有のスピードだけでなく、心理的プレッシャーも軽減
Buddycomを導入したことで、一度の発信で関係者全員に伝達できるようになり、情報共有のスピードが上がり、対応策の検討を早く着手できるようになりました。
また、機材の不具合が発生した際は言葉や画像では伝えにくいため、映像で配信しながら会話することで、現場の整備士と日本のサポート部門とが正確に情報を共有し、対応することができています。
その他にも、国内外双方の心理的プレッシャーが軽減されたことは実感しています。
音声やテキスト化で履歴が残ることによって、微妙な伝え間違いや再確認の工数を削減できた他、英語でのコミュニケーションが苦手であっても多数の言語が自動翻訳されることで意思疎通が楽になりました。
JALでは、品質に関する不具合件数の削減と出発遅延の最小化を目指して、Buddycomを始めとしたDXツールを導入いたしました。現在はフランクフルトやニューヨーク、ロサンゼルスなど、海外41支店中14支店で導入していますが、全拠点での導入を検討しております。
またJALグループではAIに関する研究開発を進めておりますが、今後Buddycomと連携することで、整備士が人を介さず、かつ両手を塞がずマニュアルを見られるようにするなど、活用を進めていきたいと考えております。