
取材日:2024/07/19

株式会社日産カーレンタルソリューション
- 利用シーン
お客さま案内時や、洗車時、車両回送時の情報連携に活用
- 導入前の課題
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導入していた特定小電力トランシーバーは受話範囲が狭かった
導入していたIPインカムでは重量が重かった
どちらも、コストが高かった
- 採用ポイント
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店舗から離れた駐車場や地下駐車場でもつながるようになった
顧客対応のカウンターと車両を出し入れするスタッフ間での情報共有が効率化、スピーディーになった
コストが減少した
API連携で色々なことができそうだった

Android

グループ通話、通話履歴の再生、音声テキスト化、画像の送受信

SIM

ファンクションボタン搭載Bluetoothマイク(MKI-P3)

利用シーンを教えてください
お客さま案内時や、洗車時、車両回送時の情報連携に活用しています
Buddycomの利用シーンとしては、具体的には、お客さま案内時や、洗車時、車両回送時にグループ通話を利用し、スタッフ同士がリアルタイムでコミュニケーションを取ることで、作業の進捗やサポートを効率的に行っています。
また、 顧客対応のカウンターと車両を出し入れするスタッフ間での情報共有も効率化しスピーディーになりました。
コミュニケーションツールをBuddycomに変えたことで、店舗から離れた駐車場や地下駐車場でもつながるようになったのが大きなメリットです。
チャット機能を活用してレンタカー貸渡証や車両状態の画像を送付し、傷や汚れの確認を行ったり、サービスの品質向上に寄与しています。
これにより、業務効率の向上と顧客満足度の向上を図っています。

Buddycomを導入するにあたって大変だったことはありますか?
店舗の協力を得ることが中々難しかったです
もともと特定省電力トランシーバーやIPインカムを利用していましたが、特定小電力トランシーバーは受話範囲が狭く、IPインカムでは重量が重く、コストも高くなってしまっていました。そのため、それらの問題を解決するのが課題になっていました。
当社では従業員1人1人にスマートフォンを配布し、1台ですべての業務をこなせるような効率化を目指しており、インカムアプリの検討を始めました。
Buddycomの導入にあたっては、トライアルとして5店舗で検証運用し店舗の協力を得ることと、機器・通信トラブルが発生した際の窓口や、対応方法を決めるのが手探りで大変でした。
5店舗で検証した結果、操作が簡単で店舗からの評判もよく、経費も削減できることから元々導入していたIPインカムより安価に利用できたことで、Buddycomの導入を決めました。

Buddycom導入後の効果を教えてください
店舗から離れた駐車場や地下駐車場でもつながるようになった
Buddycom採用の最初の課題は新しい機器を導入する上で店舗の協力を得ることでした。
特に初期段階では、Buddycomの周辺機器や通信トラブルが発生した際の対応方法や、Buddycomの使い方について手探りなことが多く、浸透するまでに時間がかかりました。
それでも、スタッフがBuddycomに慣れてくると、業務がよりスムーズに進むようになりました。
Buddycomには通話履歴を後からいつでも確認できる機能があるため、現場での定時業務の確認が容易になり、効率が大幅に向上しました。
特に、電話を使用せずに現場との連絡を取ることができるため、従来の電話連絡よりも円滑に確認やコミュニケーションが取れるようになったのが大きなポイントです。
会話の文字起こし機能もあるので、指示を後から見返すことができ、聞き直しの手間が減少しました。
例えば、お客様対応中でBuddycomからの内容を聞き漏らしてしまっても、聞き返すことなく車両のナンバーや内容を確認できるのがとても助かっています。
また、位置情報の共有機能を活用することで、次の集配や急な予定変更にも迅速に対応できるようになりました。
結果として、Buddycomの導入は現場と本部の連携を強化し、業務の効率化に大きく貢献しています。

運用方法を教えてください
文字起こし機能活用のためTalk Enterpriseプランにしました
通信は、キャリア回線を利用し、スマートフォンは、Garaxy、DIGNOを活用しております。Buddycomと同時に業務効率化のための自社アプリも導入しました。
日産レンタカーは省人化に伴い、3~4店舗を1エリアとしており、1人の店長が複数店舗を兼務しているケースもあります。
Buddycomのグループは店舗ごとで1つ、エリアごとに1つ作成しており、1店舗あたり2グループで運用しています。
以前は、店舗への指示には電話を利用していましたが、これをBuddycomに変更し、リアルタイムに全員とコミュニケーションがとれるようになりました。
その結果マネジメントがスムーズになり、配車効率もが上がりました。
Buddycomのプランは文字起こし機能活用のためTalk Enterpriseプランにしました。
マイクは複数人で使い回したいので、イヤホン部分を交換できて、バッテリーが15時間持つBluetoothイヤホンマイクのMKI-P3を購入しました。
ご利用いただいているお客様

株式会社日産カーレンタルソリューション
導入担当者のコメント
Buddycomで取得できるデータの活用、API連携として、新千歳空港では、Buddycomの位置情報機能をAPIで連携し、送迎バスの案内板を実現しました。現在、直営店舗については全店導入を進めておりますが、今後、フランチャイズ店も含めて、導入を検討したいと考えています。
株式会社日産カーレンタルソリューション
ご担当者様