強風や波音が響く海岸で、ひと夏に数十万人もの海水浴客の安全を守る!クリアな音声とテキスト化により、一分一秒を争う人命救助での迅速な情報連携を実現
導入の背景
- 海岸特有の強風や波の音により、トランシーバーの音声が聞き取りづらい
- トランシーバーの電池の消耗が激しく、交換の手間がかかる
- 傷病者の詳細なバイタルデータや津波避難時の指示など、聞き間違いが人命に関わるリスクを抱えていた
導入の効果
- 音声が鮮明に聞こえるため聞き直す手間がなくなり、タイムラグが大幅に減少した
- 音声のテキスト化(チャット機能)により、正確な情報把握と細やかな情報共有が可能になった
- 個人のスマートフォンで導入でき、確実で迅速な救護体制が実現した
広大なビーチの安全管理と、一分一秒を争う人命救助現場での限界
大洗のサンビーチにおいて、長さ1,300m、幅500mにおよぶ広大なゾーンを対象に安全管理を行っています。
夏季のパトロール現場では、約30名のライフセーバーがパトロールセンターを中心に、浜辺に配置された5基のパトロールタワーから海水浴客の安全を守っています。これまで約30年にわたりトランシーバーを主な通信手段として使用してきましたが、海岸特有の強風や波の音によって音声が聞き取りにくいという課題が頻発していました。ライフセービングの現場では、沖で溺れている人の救助や、傷病者の体温や脈といった詳細なバイタルデータの救急隊員への引き継ぎなど、一分一秒を争う緊急連絡が日常的に発生します。
また、津波避難時の指示など海上保安庁からの重要な情報も正確に聞き取らなければなりません。しかし、トランシーバーの音声が聞き取れず何回も聞き直す状況が発生しており、人命に関わる情報の遅延リスクを抱えていました。さらに、電池の消耗が激しく、交換に手間がかかることも現場の大きな負担となっていました。
クリアな音質で、履歴がテキストとして残ることが導入の鍵
緊急時に音声が聞き取れないという従来の課題を解決できる点が、Buddycom導入の最大の決め手でした。Buddycomは音が非常に鮮明で、風が強い海岸でもスムーズに通信できます。また、話す際に「ピピッ」と音が鳴るため、確実に通信できていることが分かる点も現場で重宝しています。
さらに、会話がテキストとして残る音声テキスト化機能があるため、現場の騒音で一瞬聞き逃してしまった場合でも、履歴を確認・再生することができます。これにより、緊急時でも正確な情報把握と共有が担保できると判断しました。
圧倒的なスピードアップで実現する確実な救護体制
音声が鮮明に聞こえるようになったことで、これまでの課題であった「聞き直す」手間が全くなくなりました。時間との戦いであるライフセービングにおいて、通信のタイムラグが減少したことで、機材の手配や救急車・救護隊の誘導が圧倒的に迅速に行えるようになっています。聞き逃してもチャットで確認できるため、傷病者のバイタルデータなどの重要な数値も正確に把握でき、細やかな情報共有がしやすくなりました。
現在は個人のスマートフォンを使用し防水ケースに入れて運用していますが、過酷な環境下でのバッテリー消耗対策として、今年はタワーへのソーラー充電器の設置を進めています。今後はバッテリー問題や専用端末の運用なども検討しながら、子どもたちへの教育事業など他の現場でもBuddycomの活用を広げていく方針です。
Buddycomの導入によって、細やかな情報を共有しやすくなりました。音が鮮明であること、そしてチャット機能で履歴を確認・再生できる機能が特に気に入っています。海岸という強風が吹き、精密機器が故障しやすい過酷でも安心して使用できるため、全国のライフセービングクラブの皆様にも自信を持っておすすめできるツールです。