スマートフォンをトランシーバーとして活用し、本部・各劇場の連携と現場の働きやすさを向上
導入前の課題
- 一般的なトランシーバーでは、ショッピングセンター内の巡回など離れた場所で通信が途切れることがあった
- 地震などの緊急時に本部から劇場への伝達が電話では繋がらず、情報共有が遅れることがあった
- 応援スタッフ用のトランシーバーが不足し、情報伝達にタイムロスや手間が生じていた
- トランシーバーの修理・手配に時間とコストがかかっていた
導入の効果
- 通信距離の制限がなくなり、離れた場所での作業中でも確実な連携が可能になった
- 複数グループの活用で、有事の際にも他劇場の状況がリアルタイムで把握できるようになった
- スマートフォンにアプリを入れるだけで通話が可能になり、端末管理の負担とコストが大幅に軽減された
- 「定型文送信」により、聴覚障がいのあるスタッフを含め、音声だけに頼らず情報を共有できるようになった
広大なショッピングセンター内でも途切れない通信を実現
以前は一般的なトランシーバーを使用しており、ショッピングセンター内の遠く離れた場所でのポスター設置や補充作業などで通信が途切れてしまうことがありました。
また、トランシーバーはアンテナが壊れたり金属が露出したりするなど見た目の面でも課題がありました。
Buddycomを導入したことで、物理的な距離に関係なくスムーズでクリアな通話が可能になり、スマートフォン1台で連絡できるようになりました。
さらに、以前は他劇場から応援スタッフが来た際にトランシーバーが足りず、持っている人を探して伝達を頼む手間がありましたが。現在は、スマートフォンにBuddycomをインストールし、必要な通話グループへ追加することで、応援スタッフもすぐに通話に参加できます。これにより、トランシーバーの購入や修繕の手間と費用が大幅に削減されました。
定型文や通話履歴の活用で、多様なスタッフの連携が進化
Buddycomの機能は現場のさまざまな場面で役立っています。例えば「定型文送信」機能は、お客様の流れを止められない接客中の「了解しました」という返答や、聴覚障がいのあるスタッフがフロア業務や清掃の完了報告などを行う際に活用されており、多様なスタッフのスムーズな連携を実現しています。
また、お客様が多くざわついている時間帯でも、「通話履歴の再生」を活用することで聞き逃しによる聞き返しがなくなり、正確な情報共有が可能になっています。
ライブビューイングを実施する際など、本部から劇場への終了時間のアナウンスにも文字の読み上げを活用しており、言い間違いを防ぐ工夫がされています。
本部と劇場の連携強化と緊急時の迅速な情報共有
これまでは災害が発生した場合などの緊急時に電話連絡を行っていましたが、現場が対応中で電話に出られず、情報の集約に時間がかかっていました。
現在は本部担当者がBuddycomの通話でダイレクトに現場へ話しかけることができ、他劇場の状況もグループ設定で聞いているだけで把握できる体制が整いました。
複数の劇場の作業状況を緊急時にも同じタイミングで確認できるため、迅速な対応に繋がっています。
通話機能に特化したトランシーバーからスマートデバイス対応のBuddycomへ移行したことで、デバイスの有効活用(DX化)を進めることができました。従来は紙で管理していたチェック表に端末からアクセスできるようにするなど、デジタル活用が進んでいます。
今後もバックオフィスの効率化と作業量の削減を進め、クルーが現場で接客に充てられる時間を増やすことで、『劇場からエンターテイメントの未来をつくる』という当社ビジョンの実現を目指します。