ガリバー(株式会社IDOM)
中古車買取のパイオニア。中古車販売においてもリーディングカンパニーに成長。「ガリバー」ブランドを中心として、日本全国に約460店舗展開。
日本・海外
- 業界
- 中古車販売・買取
- 利用シーン
- 営業・受付・整備
- 利用開始時期
- 2023/10
Buddycom導入の背景
Buddycom導入前はトランシーバーの使用による複数の課題がありました。
腰に引っ掛ける形式のため、本体やケーブルの故障が頻繁に起こり、これによる買い替えや修理のコストと手間が大きな負担でした。
加えて、トランシーバーの電波が遠くの社員に届かないため、コミュニケーションが困難であり、大きな機器を常に携帯しながらの商談や車両の移動が非効率的で煩わしい状況でした。
これらの課題は、業務の効率低下を招き、従業員の負担増加にもつながっていました。
Buddycomを導入した理由
・すでに利用している社用スマホに導入することで持ち物を軽量化
・ネットワーク回線を使用することで屋外での利用も可能に
・BluetoothイヤホンマイクMKI-P3を利用することで有線の煩わしさを改善
・音声だけでなく、音声テキスト化機能を活用することで、聞き返す必要がなくなった
・他社システム連携の事例も多く、ChatGPT連携などの機能拡張性にも期待できる
・端末の購入・修理費用の削減
利用シーン
トランシーバーからのリプレイスで営業、整備、サービスフロント間をリアルタイムにつなぐ
中古車販売・買取の「ガリバー」では、2024年2月現在12店舗にて、店舗内のコミュニケーションツールとしてBuddycomを採用しました。
特に、3,000坪と広大な敷地を誇る秋田御所野店のような大規模店舗では、このツールが不可欠となっています。
Buddycomは、営業、整備、サービスフロントのスタッフ間の円滑なコミュニケーションを支えており、細かな指示の伝達や、顧客の来店時の迅速な対応に大いに貢献しています。
以前は一般的なトランシーバーが使用されていましたが、Buddycomに切り替えることで、通話内容の自動録音や文字起こし機能が追加され、スタッフは必要に応じて過去のログを確認できるようになりました。
過去には、出張買取での社員間の連絡手段としてガラケーが利用されていましたが、時代の変化に伴いiPad、そして現在はスマートフォンに置き換わりました。
このデジタルシフトを機に、さまざまな業務ツールをスマートフォンに集約し、従来のトランシーバーもBuddycomに置き換えることで、一層の効率化を図りました。
この変更は、業務の効率化に大きく貢献し、スタッフ間のコミュニケーションの質も向上しました。
初めは新しいテクノロジーに慣れるのに苦労したスタッフもいましたが、3ヶ月の間に大部分のスタッフがBuddycomの操作に慣れ、その便利さを実感しています。
特に若いスタッフはこの新しいツールを素早く取り入れ、日々の業務に活用しています。
ガリバーでは、Buddycom導入によって得られた効率性の向上と、スタッフのワークスタイルの変化を実感しており、今後もBuddycomを活用してさらなる業務の改善を図っていく予定です。
導入後の効果は?
3,000坪ある展示場でもつながる安心、レスポンスの向上で業務が効率化
ガリバーでは、効率的な遠隔コミュニケーションと現状把握を実現するために、Buddycomを積極的に活用しています。
特に、広大な展示場や店舗敷地を持つガリバーにおいては、音声での即時コミュニケーションが不可欠です。
お客様対応や車両移動などの業務を迅速かつ効率的に進めるため、Buddycomの導入は業務の質とスピードの両面で大きな改善をもたらしました。
Buddycom導入により、スタッフ間でリアルタイムの情報共有が容易となり、お客様へのレスポンス時間の短縮と業務効率の向上が実現。
これは特に、多忙な店舗環境において大きなメリットを提供します。
また、以前使用していたトランシーバーと比較して、Buddycomはランニングコストが低く、免許や特別な資格が不要であるため、誰もが簡単に使用を開始できます。
コスト面では、Buddycomの導入により、以前のトランシーバーの購入・修理費用と比較して明らかな削減が見られました。
過去、20台のトランシーバーのうち年間平均5台が故障し、修理には年間約5万円のコストがかかっていました。
さらに、トランシーバーには電波使用料も必要であり、導入にも時間がかかるというデメリットがありました。
これに対し、Buddycomはそのような追加コストが発生せず、導入の手間も少ないため、導入のハードルが低くなっています。
今後の展望
Buddycomでリモートでの店舗マネジメントが実現可能
ガリバーは、日本全国に約460店舗を展開している大手中古車販売・買取チェーンです。
今後の戦略として、主に大型店を中心に新規出店を進める計画を立てており、それに伴い、新しい店舗だけでなく既存の店舗においてもBuddycomの導入を順次行っていく予定です。
現在、120店舗中7店舗ではオンライン商談を実施しており、将来的には人件費削減を目指して、iPadを使った無人運営の試験的導入も検討しています。
顧客が店舗に来店した際に、iPadを介してオンラインでのサポートや情報提供が可能になることで、顧客体験の向上と効率的な店舗運営を両立させることができます。
また、支店長の休日や不在時に売上が低下する傾向に対処するために、本社にいる社員がZoomなどを使い複数店舗の遠隔マネジメントを行っています。
今後は、Buddycomのライブキャスト機能やWindows版アプリを活用して、更に効果的なリモートでの店舗マネジメントを実現したいと考えています。
これにより、各店舗の実状をリアルタイムで把握し、即座に適切な指示やサポートを提供することが可能になります。
ガリバーでは、このようなデジタルツールの導入により、店舗運営の効率化、スタッフの生産性向上、そして顧客サービスの質の向上を目指しています。
Buddycomの拡大導入は、これらの目標達成に向けた重要なステップであり、現代の小売業界においてデジタル化がもたらす新たな可能性を示すものだと考えております。
野村様
IDOM
展示販売事業推進
金様 ガリバー秋田御所野店 スタッフ
蝶名林様 ガリバー秋田御所野店 スタッフ