大田原市
https://www.city.ohtawara.tochigi.jp/docs/2023061300023/
大田原市は、栃木県の北東部にあり、市の中西部は、日本でも有数の鮎の漁獲量を誇る清流「那珂川」と箒川に囲まれた、那須五峰から広がる那須野が原の扇状地にあたり、東部は八溝山系の美しい山並が連なります。
栃木
- 業界
- 自治体
- 利用シーン
- お祭り
- 利用開始時期
- 2023/8
Buddycom導入の背景
Buddycom導入前のお祭りの運営は、無線機を5~6人のみが所持し連絡を取っていました。 無線機を所持していないスタッフへの連絡は携帯電話の通話を使っておりましたが、混雑時には着信に気づかない・携帯電話での通話も繋がらないという状況下で、連携が取りにくいという課題がありました。
Buddycomを導入した理由
栃木県の国体推進課でBuddycomを導入したことがきっかけです。実際に国体で利用したスタッフの声を聞き、導入に至りました。各会場の状況報告や細かい情報共有が正確かつスピーディーに行われており、Buddycomの利便性に注目いたしました。 また、以前使用していた無線機は1台2万円ほどコストがかかっていたのですが、その点Buddycomは周辺機器を含めても非常に安価で、導入に対する抵抗感は全くありませんでした。
利用シーン
二日間で12万人が訪れた、与一まつりでBuddycomを活用
2023年8月4~5日、2日間で来場者12万人が訪れた、大田原「第40回与一まつり」にてBuddycomを利用しました。
お祭りでは60人のスタッフが会場部と交通規制部に分かれて、Buddycomで連携を取りながら運営をしました。
特にBuddycomで多くのやり取りが行われていた会場部では、物の運搬や場所の確認、音響スタッフへの指示出し、メインイベントである「武者行列」を行う際の人員整理などBuddycomを使って細かなやり取りが行われました。
60人のスタッフのうち、実際にBuddycomを利用したことがあるスタッフは、以前国体※で利用した10人しかいませんでしたが、Buddycomが簡単で直感的に使える仕様のため、当日は全員問題なく連携を取ることができました。
※2022年に栃木県で開催された「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」(栃木国体・第77回国民体育大会・第22回全国障害者スポーツ大会)
導入後の効果
録音や文字起こし機能を活用することで60名が参加するグループ通話でも滞りなく連携できました
来賓客への応対や急病人の救護など急なアクシデント発生時でも、近くのスタッフや保健師の方に呼びかけ、迅速に対応することができました。
また、大勢のスタッフが発話する中で聞き逃してしまったり、方言が聞き取れなかったりした際にも、正確にテキスト化された文章で確認ができ、運営を滞りなく行うことができました。
2日間で一部スタッフの入れ替わりがありましたが、Buddycomの撮影機能で共有事項を写真で残すことができたのも良かったです。
スタッフからは「運営中に困ったことがあっても、即時指示を聞くことができ安心した」という声が数多くありました。スタッフの作業効率化だけでなく、お祭りに来られた方々の安心・安全にも繋がったと思います。
今後の展開
次回お祭りや、夏のイベントでも利用を検討中
今回、初めて与一まつりでBuddycomを利用しましたが、無線機の使用時と比較すると会場内のスタッフの連携が驚くほど向上しました。次回のお祭りでは更に台数を増やし、導入を検討しています。
大田原市は来年、市制施行70周年を迎えますが、様々な式典やイベントでBuddycomを導入したいと考えています。多くの人々の連絡・連携が必要となる場では、Buddycomの利用用途は幅広く期待できると思いました。
過去レンタルしていた無線機とは次元が違います。便利すぎて来年も是非使わせていただきたいです。
八木澤様
栃木県大田原市産業振興部
商工観光課観光交流係 主任