貴山株式会社
貴山株式会社では建設事業、プロジェクト、コンサルティング、各種事業を多角的に展開していくことを目標にし、建設事業、復興事業を支柱に事業を展開しております。
日本
- 業界
- 建設・土木
- 利用シーン
- 福島復興支援
- 利用開始時期
- 2019/1
Buddycom導入の背景
貴山株式会社では福島の復興支援事業に取り組んでいます。 福島復興支援の現場は複数の市町村にまたがる広いエリアに分かれています。そのため、今まで利用していた無線機ですと、通信距離に限界があり、離れた現場にいる従業員の連携は不可能でした。また、両手にはグローブを着用しており、ドロドロになることも多い中、伝えたい事がある度に電話をしたり、スマートフォンを頻繁に触ることは避けたい、というのが課題でした。
Buddycomを導入した理由
従業員間の連携のために専用無線機や無料IP無線アプリとBuddycomを比較検討しました。業務で利用するなら通信距離が無制限を前提に、セキュリティ面もしっかりしていてるBuddycomを選定いたしました。また、Buddycomは既に複数の大手有名企業に導入されていたため、信頼もできました。
導入後の効果は?
運転手、誘導員、オペレーターがつながることで事故率0%を維持
事故のリスクが常につきまとう建設・土木業界ですが、貴山の福島復興現場では、これまで無事故を維持しています。
敷地内でダンプカーを誘導したり、重機をトラックに積み下ろしする際に、運転手、オペレーター、誘導員がBuddycomを使うことで事故を未然に防ぐことができます。 Buddycomは離れたところからでもスタッフに即座に危険を知らせることができるので便利です。
また、大型重機の搬入・搬出などの際は、現場の出入り口から離れた道路上にも誘導員を配置して交通整理をしており、この際もBuddycomのおかげで事故を防ぐことができています。
イヤホンマイクなど、耳を塞ぐような機器の使用は事故につながるため許可しませんが、防水・防塵・ノイズキャンセラー付きの堅牢なBluetoothスピーカーマイクAINA PTT Voice Responderであれば、雨の日や騒音下でも通信が可能で、スマートフォン本体はなるべく触らないような(ハンズフリー)運用ができています。
利用シーン
離れた現場にいる作業員同士やオフィスで働くデスクワーカーとも秒単位で密な連携がとれ、スムーズに土木の現場が動く
作業現場が広大なエリアに点在しているため、Buddycom+AINA PTT Voice Responderを活用し従業員が連携することで、効率よくダンプカーを配車することができています。 復興事業の現場は荷物の運搬がとても多く、搬出される荷物はGPSでトレースできるようになっています。
それぞれの荷物は固有番号で厳正に管理する必要があるため、貴山では、搬出する荷物の番号を二本松の事務所にいる事務員がBuddycomで受信してシステム登録しています。番号の聞き間違いがないよう、Buddycomの聞き直し機能も便利に活用しています。
また、運搬の際には複数のダンプカーやトラックで連なって移動することも多く、「次のサービスエリアで休憩をとろう」「〇〇で事故があって渋滞しているようだ」など、運転手同士のコミュニケーションにもBuddycom+AINA PTT Voice Responderを利用しています。
現場では主に、Buddycomの一つのグループに全従業員が参加しており、双方向通話で自由に会話しています。
Buddycomの定型文送信機能を使うと、「熱中症への注意喚起」「車両移動作業が多い日の注意喚起」「地震が多発した際の注意喚起と安否確認」などの目的別にあらかじめ定型文を作っておくことで、簡単な操作で自動読み上げの音声が流れるように設定できます。
Buddycomは全従業員にリアルタイムに音声が届きますので、注意喚起することで皆気が引き締まり、建設・土木業界の事故率の減少につながると思います。
Buddycomへの期待
今後は産業用スマートグラスRealwear HMT-1の利用を検討中
Buddycomを活用しだして3年になりますが、今後、ウェアラブルカメラやスマートグラスの導入も検討しています。産業用スマートグラスRealwear HMT-1はBuddycomと連携し映像を共有することができるので、現場で大いに活躍するだろうと期待しています。
雨に濡れるとAINA PTT Voice Responderが聞こえにくくなりますので、レインコートの中に装着して使っていますが、骨伝導イヤホンマイクがラインナップにあると嬉しいです。
また、グループ切替する際スマートフォンを触る必要があるため、わずらわしいのでグループ分けはしていませんが、グループごとに発話ボタンが異なればグループ分けが使えるのでとても使い勝手がよくなると思います。
個別通話時も受信側が個別通話に切り替えるのが手間ですので専用ボタンを割り当てられると便利です。
山内一浩様
貴山株式会社
代表取締役