スマホ活用で効率的な警備業務が実現、にしけいが手荷物検査時の情報共有にIP無線アプリAldioを採用
株式会社シアンス・アール(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:平岡 秀一)は、独自開発した音声コミュニケーションアプリ「Aldio Enterprise(アルディオエンタープライズ 以下Aldio)」を株式会社にしけいが採用したことを2019年9月4日付で発表いたします。
にしけいではスマートフォンでコミュニケーションツールを一本化し、各警備箇所の責任者にAldioをインストールしたスマートフォンを配備することで、荷物検査ライン・警備スタッフ・事務所での情報共有が密になり、スピーディな連携が可能になりました。
事例WEBページ:https://buddycom.net/old-case/case09/
同社では以前、警備スタッフには専用無線機などは貸与しておらず、特定のメンバーのみ社用携帯電話を利用していました。 また、警備箇所に一台ずつ携帯電話が配置されていたのですが、警備スタッフが移動すると連絡がつかなくなってしまったり、携帯電話の一対一のコミュニケーションだと周りに状況が伝わらなかったり、情報共有が効率的ではありませんでした。
そこで2019年4月に、同社は情報共有の手段を社用携帯電話からIP無線アプリAldioをインストールしたスマートフォンに切り替え、一斉音声通話による情報共有を開始しました。
福岡空港国内線には北と南の2箇所荷物検査場があり、各現場のリーダー警備員は勤務開始時に、北巡回早番責任者や北遅番巡回など、各々の勤務シフト用のスマートフォンを持って現場につきます。 発信者の話した情報が即座に全員に伝わるという、Aldioが持つ一人対複数人(ユーザー数制限なし)の情報発信ができるグループ通話に全員を登録することで、発便の遅れの共有や、混雑状況を確認しながらの荷物検査レーン移動や調整、終業時に事務所への業務報告などに活用しています。
最終便は航空会社によってバラバラで、その日最後の便が遅れますと、インライン(荷物を預ける所)、ハイジャック(手荷物検査)、ラウンジ検査の3箇所の終業時刻の調整をしなくてはなりません。広い空港では「北は遅延しているので延長してください、南はもう閉めて結構です」などといったことを一括で情報共有できるAldioが役立っております。
また、特殊物件という、手荷物検査で一般では出ないような特殊なものが出た時、Aldioで情報と状況を全体共有をしましたところ、各責任者はちょうど会議中だったのですが、担当者が即座に現場へ向かい、対応することができました。 現在福岡空港の他に、伊丹空港、羽田空港国際線でも利用中です 。
その他Aldioを使った警備業務の効率化
「トランシーバー翻訳」
警備現場では訪日外国人の急増にともない、観光地はもちろん、交通機関や店舗などの流通、警備などのシーンで円滑なコミュニケーションが求められています。Aldioのトランシーバー翻訳機能は14言語に対応しており、一人対複数人の同時翻訳が距離に関係なく可能、外国人との円滑なコミュニケーションを実現します。
「MAP通話」
警備員がどこにいるのか確認したいときには、AldioのMAP通話で位置情報を確認しながら、グループ通話ができます。「現在位置」が把握できることで通報を受けた監視センター司令員の応対の向上にもつながります。
「ライブキャスト」
何らかのトラブルが発生した場合など、電話やメールでの情報共有は時間がかかってしまいます。Aldioのライブキャスト機能なら、現場の状況を映像でリアルタイムに配信、動画でその場を共有することで、関係者は会話しながら問題のある箇所を把握することができ、その状況に応じて的確な指示を出せるようになります。
にしけい様からのエンドースメント
空港のどこにいても、電波の良し悪しを気にせず一斉通話ができることが大きく役立っています。何か事案があった場合でも、担当者が上司へ報告するだけで、同時に社内全体に共有されるので、責任者が1:1で指示を降ろさなくて良いので便利です。大きなフィールド(現場)であればあるほど、使い勝手が良くなるのではと思います。
株式会社にしけい
経営企画部 IT推進開発課 課長代理
松尾 洋