取材日:2024/08/23
慶應義塾大学 予防医療センター
- 利用シーン
人間ドックにて受付・コンシェルジュ間の情報共有
- 導入前の課題
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PHSや内線電話での1:1のやりとりは効率的でなかった
広いセンター内で目が届かない、離れたスタッフと緊密に連携を取りたかった
- 導入ポイント
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どこでも・すぐに・一斉に連携できる
内線電話・PHSのリプレース
会話が録音・文字起こしされるので業務効率化が図れる
スタッフがより綿密に連携して丁寧に、またプライバシーに考慮したサービスを提供できる
Android
グループ通話、通話履歴の再生、音声テキスト化、チャット機能、画像の送受信
SIM
ファンクションボタン搭載Bluetoothマイク(MKI-P3)、BlueParrott M300-XT
利用シーンを教えてください
受付・コントロールデスクとコンシェルジュ間のより密な情報連携に
慶應義塾大学予防医療センターの人間ドックは、お一人おひとりの心身の状態や生活習慣、価値観に応じた「パーソナライズド・ドック」を提供しており、「一人ひとりの人生と共に歩む医療を。」という理念を掲げ、高度な専門スキルを持つ医療チームが一丸となり、受診者ご本人と共に健やかな人生をサポートしております。
従来はPHSや内線電話を使用し、スタッフ間で1対1のやりとりをしていました。フロアを見渡せばスタッフの顔を見てコミュニケーションがとれていたからですが、拡張移転に伴ってクリニックの面積が増えてそれが難しくなったため、新しいコミュニケーション方法の必要性を感じ、Buddycomを導入しました。
Buddycomはご来院・ご案内時の受付とスタッフ間の連携や、コントロールデスクとコンシェルジュ間での次の検査の指示、当日の問診内容や体調によって検査内容に変更があった際などの連絡手段に利用しています。
Buddycom導入に当たっては、スマートフォンとキャリア回線を契約しました。
グループは、フロアごとに作成し、フロアの全スタッフがコミュニケーションできるようにしています。
イヤホンマイクは無線型の2種類をスタッフの好みで選んでおり、ヘッドセットタイプと、ファンクションボタン搭載のBluetoothマイクに耳掛けイヤホンを利用しています。
Buddycomの導入効果は?
Buddycomを使った連携で、コンシェルジュの移動距離が削減されました
PHSや内線電話では、1対1でしかコミュニケーションできなかったり、呼び出しまでも少し時間がかかったりしますが、Buddycomなら、どこでも・すぐに・一斉に連携できるので、受診者をお待たせせずにご案内することができています。
当センターでは、受診者の満足度や、スムーズなご案内を重視しています。
Buddycomを導入したことで、よりリアルタイムでスタッフ間のコミュニケーションが密に取れるようになりました。
従来、コンシェルジュは次の検査の内容や指示を固定されたPCで確認していましたが、Buddycomでコントロールデスクに指示を仰いだり、スマホで確認したりできるようになり、移動距離の削減に貢献しています。
お気に入りの機能を教えてください
通話の振り返りと情報共有の効率化
話した内容のテキスト化、テキストの読み上げ機能があるので、受診者と話している際にBuddycomの通話が聞き取れなくても後から聞きなおすことができ、受診者対応中で話せない状況の時には文字を打つことで返答ができる点が非常に便利です。音声だけではなくチャット画面で文字や画像を用いて、一日のスケジュール、お客様情報、診察・検査部屋のご利用状況なども共有しています。
例えば、事務室のホワイトボードの内容や来院者のリスト、お部屋番号の変更といった情報共有にグループ通話やチャット機能を使いますが、分かりにくい際には画像で共有できる点もとても便利です。
今後の展開は?
新サービスのBuddycomベルの活用を検討中
タブレット端末を用いて、お着替え中の際などのお客様の呼び出しをBuddycomに通知させたいと考えております。
今後は、新サービスであるBuddycomベルを活用することで、お客様からのスタッフ呼び出しも1つのツールで管理して、より丁寧なフォローアップができるよう検討してまいります。
慶應義塾大学 予防医療センター
導入担当者のコメント
本センターは2023年11月に拡張移転したため、離れたスタッフ間でも緊密に連携を取り、高いサービスレベルを提供できるように、Buddycomを導入しました。以前は内線電話やPHSを利用していましたが、Buddycomならどこでも・一斉に連携できるため、対応品質の向上につながっています。
今後は、新サービスであるBuddycomベルを活用することで、お客様からのスタッフ呼び出しも1つのツールで管理して、より丁寧なフォローアップができるよう検討してまいります。
慶應義塾大学 予防医療センター
メンバーシップデスク担当
山田様