ウエルシア薬局株式会社

利用シーン: 店舗内コミュニケーションの効率化による、接客時間の確保

導入前の課題

人手不足の中、店舗の効率化が重要な経営課題に

レジの応援などの連携で、無駄なロスが発生し、お客様を待たせることも

DXの推進に伴い、さまざまなデバイスが乱立し、スタッフの負担に

導入ポイント

1店舗当たり約7時間30分/月の作業時間削減

残業削減&売上につながる業務が増加

責任者が店舗全体を把握し、的確な指示が可能に

アルバイトや新人の方も社員に聞きやすくなり、人材育成&働きやすい職場づくりに

Android

グループ通話、通話履歴の再生、音声テキスト化、チャット機能、画像の送受信、マルチグループ受信

SIM、Wi-Fi

Buddycom Open、PTT専用タイピンマイク(MKI-P2S1)

どのような現場でBuddycomを活用していますか？

店舗内のコミュニケーションツールとして、日々の業務連絡で活用

私たちウエルシア薬局は、全国約2,240店舗すべてにおける、店舗内コミュニケーションの効率化を目的にBuddycomを導入しました。

主な利用シーンは以下になります。

・レジ応援
・在庫確認
・遠隔での指示・連絡
・医薬品や化粧品など専門的な質問をお客様より受けた時の引き継ぎ
・朝礼、昼礼、夕礼などシフトが変わる際の引き継ぎ連絡

また、店舗ごとのグループだけでなく、緊急連絡用として、エリアごとのグループを作成しています。

Buddycomの導入のきっかけはなんでしたか？

DXによって、機械でなく人しかできない、生産性の高い業務に集中させたい

ウエルシア薬局では、「地域No.1の健康ステーション」の実現を目指しています。

特にカウンセリング営業の深化が重要だと考えており、人手不足も叫ばれる中で、お客様との会話の時間を確保するためにも、DXを活用した店舗作業の効率化が重要な経営課題でした。

店舗作業の課題として、典型的なものとしてはレジ応援がありました。
店内マイクを使用し「誰が来る」「誰が来ない」などと言った、少し連携で無駄な部分が多くありました。
その他にも、応援を呼んでから到着までのタイムラグがあり、「まだ来ない」という印象をお客様に与えてしまうことがありました。

また、DXを推進する中で、ハンディターミナルや、免税対応端末、発注用のタブレットPCなど、用途ごとにデバイスが乱立してしまい、スタッフの負担となっていました。

そのような中、デバイスをスマートフォン1つに集約する際に、インカムとしてBuddycomをご提案いただき、採用しました。

導入効果について教えてください

全店で約20万時間/年の業務効率化を図り、残業削減と売上向上につながる業務へ集中

1店舗当たり、1日15分、1ヶ月あたり約7時間半の作業時間が削減されました。
他の店員を探して、指示・報告して、元の場所に戻ると言った一連の流れが、Buddycomで“話すだけ”になったからです。

また、これは計測できていませんが、お客様をお待たせする時間も削減できました。
医薬品や化粧品について、担当でない人がお客様を質問を受け、担当者へ引き継ぐまでの時間が減り、顧客満足度につながっていると考えています。

効率化できた時間は、残業時間の削減はもちろんですが、売り場のメンテナンスやお客様への声掛けなど、売上向上につながる生産性の高い業務に時間を使えるようになりました。
この効果は非常に大きく、感覚的には削減できた分の倍ぐらいの経済効果があると感じています。

現場からは様々な声があったとか？

責任者の動きが変わり、働きやすい職場づくりにもつながりました

店舗が広いため、以前は熟練していないと“誰が・どこで・何をしているか”を把握することが大変でしたが、今では指示・報告がBuddycomで即時に行えるため、店舗全体を把握しやすくなり、「店長の動きが変わった」と言った声がありました。

逆にアルバイトからも、社員や店長が「忙しそうだから声を掛けにくい」ことがあったが、Buddycomならいつでも・気軽に・全員に聞けるため、「質問しやすくなった・指示を仰ぎやすくなった」と言った声が挙がっています。

業務ナレッジが共有しやすくなることで、人材育成につながったことに加え、働きやすい職場づくりにもつながったと感じています。