
大阪市高速電気軌道株式会社
- 利用シーン
駅係員同士のスムーズな情報共有と、現場対応の迅速化を目的として、Buddycomを導入
- 導入前の課題
-
業務用端末を3種類携行しており、重量感やコスト面で負担だった
現場は口頭でのやりとりが中心で、聞き逃しが発生することがあった
案内依頼や運行支障情報などの情報を事務所でしか確認できず、見落としや伝達が遅れるリスクがあった
- 導入ポイント
-
携行端末が1台に集約され、駅係員の身体的・心理的負担が大きく軽減
通話内容が文字として記録され、聞き逃しても後から確認でき、報告や対応の正確性が向上
自社アプリとAPI連携することで、各種情報がリアルタイムに確認できるように

iPhone

グループ通話、通話履歴の再生、音声テキスト化、チャット機能、画像の送受信

SIM

PTT専用ノイズキャンセル型マイク(MKI-P5)

どのような現場でBuddycomを活用していますか?
駅係員のスムーズな情報共有・対応の迅速化を目的に、全134駅で導入
Osaka Metroでは、駅係員同士のスムーズな情報共有と、現場対応の迅速化を目的として、Buddycomを導入しました。
駅構内にて、白杖及び車いすをご利用のお客さまへのご案内、また体調を崩されたお客さまやお忘れ物への対応など、各種連絡・連携のために使用しています。
Buddycomは全134駅にて導入しており、各路線や駅ごとにグループを構成して運用しています。
また、応援要請や異常時対応は様々なグループを活用し、災害時の緊急連携にも備えています。
Buddycomの導入前、どのような課題がありましたか?
複数端末を利用する中で、重量とコストが課題に
導入前の駅係員は、IP無線機・業務用携帯電話・案内用タブレットの3種類を携帯して業務を行っていたため、携行品が非常に重くなっていました。
また、3種類のデバイスそれぞれにランニングコストが発生するため、コスト面でも負担になっていました。
現場での情報連携は、無線機や電話・口頭でのやり取りが中心のため、聞き逃しが発生することもありました。

Buddycomの選定理由を教えてください
スマートフォン1台で完結できること、機能性と直感的に操作できることが決め手
Buddycomに決めたのは、スマートフォン1台で完結出来ることの他、「音声ログなど多機能である点」や「API連携など拡張性が高い点」が現場にフィットする機能と評価したためです。
また、「デジタルに不慣れな社員でも直感的に操作できる点」も大きな魅力でした。
課題となっていた重量とコストは解決しましたか?
駅係員の身体的・心理的負担が大きく軽減され、ランニングコストも削減
【重量面】
Buddycomの導入によって、携行端末(持ち出し機)が1台に集約され、駅係員の身体的・心理的負担が大きく軽減されました。
【コスト面】
IP無線機・業務用携帯電話・案内用タブレットのランニングコストよりも、スマートフォンとBuddycomのランニングコストの方が安くなりました。
その結果、以前は各種端末を複数の人が交代で使用しておりましたが、現在は1台に機能集約されたスマートフォンを出勤している人の全員が携行出来るようになりました。

ご評価いただいた機能はいかがでしたか?
報告や対応の正確性が向上し、各種情報がリアルタイムに確認できるように
【テキスト化機能】
通話内容が文字として記録されるため、「お客さまの対応中で通話を聞き逃したときにも、後で確認できる点」は、現場で非常に好評です。
過去の記録をすぐに確認できることで、報告や対応の正確性も向上しました。
【自社アプリと連携】
自社アプリとAPI連携をすることで、白杖及び車椅子をご利用のお客さまの案内依頼や運行支障情報などの各種通知をBuddycomでリアルタイムに確認できるようになりました。
従来は事務所のPCでしか確認できなかった情報が、現場でも即時に確認できるようになったことで、通知の見落としや伝達の遅れを防ぎ、よりスムーズで正確な現場対応を実現しました。
ご利用いただいているお客様

大阪市高速電気軌道株式会社
導入担当者のコメント
Osaka Metroでは、今後、人口減少に伴い、駅係員の不足が予想されることから、機械で出来る業務は機械に任せ、人にしかできない業務に人材を集中させることを推進しています。
Buddycomの活用を進めることによって、現場で起きたことが「すぐに」「正確に」伝わる環境、「場所にとらわれない」働き方を実現することで駅運営の効率化を目指します。
大阪市高速電気軌道株式会社
ご担当者様